PKD患者の現在の状況報告|クレアチニン1.6-1.8で安定・腎容量2500mlの管理法






PKD患者の現在の状況報告|クレアチニン1.6-1.8で安定・腎容量2500mlの管理法



PKD患者の現在の状況報告

クレアチニン1.6-1.8で安定・腎容量2500mlの管理法

定期更新
PKD患者の実体験
腎機能安定中

はじめに

こんにちは。PKD三重奏をご覧いただきありがとうございます。今日は私の現在の腎機能の状況について詳しくお話ししたいと思います。

多発性のう胞腎(PKD)と診断されてから数年が経ち、現在は幸い腎機能が比較的安定した状態を保てています。同じ病気を患っている方や、これから治療を始める方の参考になれば幸いです。


注意:この記事は私個人の体験談です。治療方針や薬の調整については、必ず主治医とご相談ください。

現在の腎機能データ

クレアチニン値

1.6 ~ 1.8 mg/dL

安定維持中

この範囲で安定して推移しています

eGFR

30 ~ 40 mL/min/1.73m²

CKDステージ3b-4

慢性腎臓病の中等度~重度段階

腎臓の大きさ

各腎臓の容積(TV:Total Volume)は約1,200ml

両方合わせると2,500mlになります😅


正常な腎臓は両方で約300ml程度なので、かなり大きくなっています

📊 私の腎臓CT画像(実際のサイズ)

PKD左腎臓CT画像 1432cc 多発性のう胞腎

左腎臓(Lt.)
1,432cc

PKD右腎臓CT画像 1124cc 多発性のう胞腎

右腎臓(Rt.)
1,124cc

合計腎容量:2,556cc
😅

※ 正常な腎臓の約8-10倍の大きさです

実際のCT画像より。多発性のう胞腎(PKD)により腎臓が著明に腫大している様子がわかります。
白い部分がのう胞(液体の袋)で、正常な腎組織(ピンク部分)を圧迫しています。

その他の検査値

肝機能

正常範囲内

ナトリウム(Na)

140前後で安定

毎月の採血で継続的にモニタリングしています

現在の服薬内容

サムスカ(トルバプタン)

朝:60mg
夜:30mg

 

サムスカOD錠30mg PKD患者実際服用 トルバプタン 多発性のう胞腎治療薬

私が実際に服用しているサムスカOD錠30mg

夜に30mg服用(朝は30mg×2個)
PKDの腎容量増加抑制のために継続治療中

PKDの進行抑制を目的とした治療薬

血圧管理薬

ARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)

夜:40mg

腎保護効果も期待

カルシウム拮抗薬

朝:40mg
夜:40mg

その他の治療薬

高尿酸治療薬

朝:20mg

ベータ遮断薬

夜:2.5mg

期外収縮対策(半年前から開始)

ジャディアンス(エンパグリフロジン)

朝:10mg

SGLT2阻害薬・腎保護効果も期待


服薬管理のポイント:朝と夜に分けて服用することで、24時間を通じた効果の安定化を図っています

日常の生活管理

塩分制限

4 ~ 7g /日

血圧管理と腎臓への負担軽減を目的として、できるだけ塩分を控えめにしています


日本人の平均塩分摂取量は約10g/日なので、かなり制限しています

血圧管理

複数の降圧薬を併用

  • ARB薬による腎保護
  • カルシウム拮抗薬で安定管理
  • 定期的な血圧測定

管理目標

当面の目標はクレアチニン値の上昇を抑制することです。そのために以下の点を重視しています:


  • 血圧の適切なコントロール(複数薬剤での管理)

  • 塩分制限の継続(4-7g/日)

  • 定期的な検査での数値チェック

  • サムスカによるPKD進行抑制

定期検査とモニタリング

月1回

血液検査

継続監視

腎機能推移

随時調整

服薬内容

検査で確認している項目

  • クレアチニン・BUN
  • eGFR
  • 電解質(Na、K、Cl)
  • 肝機能(AST、ALT)
  • 尿酸値
  • 血圧・心拍数

これからの取り組み

現在の状態を維持するため、そして少しでも腎機能の低下を遅らせるために、以下のことに継続して取り組んでいきたいと思います。

治療薬の継続

サムスカをはじめとした現在の治療を継続し、主治医と相談しながら必要に応じて調整していきます

生活習慣の維持・改善

塩分制限、血圧管理、適度な運動など、腎臓に負担をかけない生活を心がけます

定期的なモニタリング

月1回の検査を継続し、数値の変化を注意深く観察していきます

最後に

PKDは進行性の疾患ですが、適切な治療と生活管理により、腎機能の悪化を遅らせることは可能です。私の場合、現在のところクレアチニン値が安定しており、日常生活にも大きな支障はありません。

同じ病気を患っている皆さんと情報を共有し、お互いに支え合いながら治療を続けていければと思います。何かご質問やご相談がありましたら、お気軽にコメントしてください。


皆さんの健康と安定した病状維持を心から願っています


この記事は個人の体験談です。治療方針については必ず主治医にご相談ください


最終更新:2024年 | PKD三重奏ブログ


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